CPUとは?-これからノートパソコンを買おうとする人がちょっとだけ気にしたいこと
パソコンにおけるハイスペックというのはCPUのスペックに依存しているといっても過言ではありません。
さくさくストレスフリーにパソコンを使いたい人は特にCPUに着目して選ぶと良いでしょう。
CPU
PCでいう頭脳のこと、プロセッサーとも言います。
CPUはマザーボードに設置されています。
マザーボードとはPCにおいてもっとも大事な部分です。
CPUや主記憶装置など主要な部品を装着したパソコンの心臓部ともいえるボード。メーンボード。
デジタル大辞泉
CPUメーカー
CPUにはメーカーがいくつかあります。
CPU製品一覧 - Wikipedia
IntelとAMD
一般的にはIntelがおすすめです。
とくにIntelの中でもノートパソコンに搭載されていておすすめになるのはCore iシリーズです。
Celeron, Pentium, CoreM, Atom などは比較的安価ではありますが、iシリーズに対して性能が劣ります。
Intelの次によくあるメーカーではAMDがあります。
種類はRyzen, AMD, FX AMD, A-Seriesなどあり、Intelよりも安価でコア数の多いものに出会えるので、
上手く使えばAMDの方が良いという人も居ます。
Intel Core iシリーズと世代
※2018年7月現在
シリーズにはCore i3 , Core i5 , Core i7 , Core i8 , Core i9 と種類があります。
数字が高いほど高性能ですが、値段も順に上がっていきます。
さらにIntelには世代があり、今販売している新品のなかでよく見かけるのは第7世代~8世代。
Core i の世代は下記のように見分けられます。
・・・Core i5-8250 , Core i7-8550 , Core i9 8950 など
7th Gen -第7世代(Kaby Lake): -7××× 表記
・・・Core i5-7200 , Core i7-7567 など
6th Gen -第6世代(Skylake): -6××× 表記
5th Gen -第5世代(Broadwell): -5××× 表記
等
最近の第8世代ではi7を超えるi5の存在も確認されています。
数字の末尾のアルファベット
Core i5-7200U , Core i7-7700HQ などの数字の後のUやHQなど時々見かけます。
末尾のアルファベットはCPUの特徴について示しています。ノートPCによくあるものでは
U,Y・・・省電力
HQ,MQ・・・ハイ性能
ですが、普通に使う分にはあまり気にしなくていいと思います。
クロック周波数
2.80GHz , 3.5GHz など×.××GHzと書かれているもの。
数字が高いほど高速振動するので、処理スピードが上がります。
では周波数は多ければいいのだ!
というものでもなく、CPUの種類やコア数によってその数字の持つ意味は変わってきます。
また周波数が多ければそれだけ電力も消費し、PCが熱を持ちます。
そのため最近のCore i7では周波数を落としながらも高速処理を可能にしています。
それがコア数です。
コア数
並行処理を行う際に重要になってくる数字です。
数字が大きいほど並行作業が得意になります。
ガスコンロが2個、4個、8個、・・・みたいなイメージです。
ただし単純にコンロ(コア数)が倍に増えればスピードが2倍になるということはありません。
また、料理を一種類しか作らない人(並行作業をあまりしない人)が
たくさんのコアがあっても常にひとつのガスコンロしか使わないので
数が多くても休んでる部分が多くなりあまり意味がなくなります。
メモリ
一時記憶の部分でGB表記、RAMとも書かれる。キャッシュの保存。
作業する机の大きさや作業場とよく表現されます。
パソコンの処理スピードに関わってくる要因のひとつです。
とりあえず最低4GBはほしい
また、全く同じ規格のメモリを2枚つけるというデュアルチャネルという技術があり、
例えば
8GB vs 4GB×2(8GB)のデュアルチャネル
であればスピードは4GB×2(8GB)のデュアルチャネルが圧勝です。
※さらに3枚つけようとすればもっともっとハイスピードのトリプルチャネルになります。
価格もデュアルチャネルの方が安く済ませられますので、デュアルチャネルに対応しているPCであれば
そちらを選ぶことをおすすめします。
CPUスコア
こういったことを踏まえて、単純にCPUをスコア化してくださっているページがありますので、
購入時参考にしてみてください。
PassMark - CPU Benchmarks - List of Benchmarked CPUs
5000ほどでもあまり負荷をかけない人には十分ですが、
8000あれば言うことなしです。
HDDとSSD(おまけ)
ここは画像や、音楽、アプリケーションなど様々なデータを保存していくところです。
HDD・・・回転する、容量が多く安価、異音で故障が分かる、データ復旧が比較的可能、衝撃に弱い
SSD・・・回転しない、静かで高速、容量が少なく高価、突然死することもありデータ復旧は不可能、静電気に弱い
など、どちらも一長一短あります。
HDDの読み書きの早さには回転速度が関係してきます。
速度は5400rpm , 7200rpm などと表記され、数字が大きい方が回転速度が速いので快適になります。
現在このどちらかだけでなく、より機能的にするためにSSD+HDDと両方を取り付けたものや、SSHD(ハイブリッドHDD)と言われる
SSDのスピードを持って、HDDの容量を兼ね備えたHDDも存在します。
USBメモリーやSDカードのように、HDDやSSDも売られているので、足りない容量を足したりバックアップに持っておく方法もあります。

WD HDD 内蔵ハードディスク 3.5インチ 4TB WD Blue WD40EZRZ-RT2 SATA6Gb/s 5400rpm 2年保証

Crucial SSD 500GB MX500 内蔵2.5インチ 7mm (9.5mmアダプター付) CT500MX500SSD1/JP

TOSHIBA MQ02ABD100H 2.5インチ 5400rpm 64MB 1TB SSHD 8GB 並行輸入
まとめ
使い方によって何がベストかは変わりますが、
ノートパソコンにある程度負荷をかけて使う人は
CPUはIntel Core i5またはi7の第7-8世代
個人的にはCore i5なら第8世代、Core i7なら第7世代がいいと思います。
メモリは8GBくらいがいいのではないかと思います。
私は3Dや動画編集などハードな使い方はしませんが、
画像編集やイラスト製作しながらネットで10数タブを開きつつ裏で動画を流しながら
officeを2-3使うといった程度の使い方はします。
上記程度の使い方に偏った書き方になっているのでおすすめは参考までに。